さらに休薬期間延長～

起き上がれるようになったので、へ行った。
診察の50分前ぐらいに着き、まずは血液検査。

体力温存とばかりに長椅子に座り、受診手続き可能時間まで
ボケーッとしていたのだが、背もたれがないせいか疲れてきた。

乳腺外来まで移動した時には、既にグッタリモードになっていて、
柱に頭を付けつつ、長椅子に座って目を瞑り、呼ばれるのを待った。

私の行っている病院では、最初に看護師さんが副作用の状況etc.
話を聞いてくれる。
呼ばれた時にはヨレヨレ。

口だけはそれなりに元気（笑）なので、壁に寄りかかりながらも、
看護師さんとアレコレ話していたら、看護師さんに用があったらしく、
主治医が顔を覗かせた。

私を見るなり、
主治医「大丈夫？」
「…大丈夫じゃないです」

当初、私は病院へ行ったら、臨検値に問題がなければ、減量や薬の
変更を含め、必ず抗がん剤投与されると思い込んでいた。
でも、そうじゃなかった。

看護師さんに云われた。
「臨検値は大丈夫でも、データに現れない不具合があるのであれば、
　それも考慮しないといけないと思っています」

私があまりにもヘロヘロなので、外来内部にあるリクライニングシート
で休ませてもらえることになった。
二度とはないかもしれない（？）初の内部潜入！

談話室があったり、手術室があったり（簡単な処置だけらしい）、
外からじゃ窺い知れない内部状況。
予想外に、のんびりした空気が流れていた。

2時間ぐらい待たされたが（あまり覚えていない）、私が移動することなく、
主治医と看護師さんが突如現れた。

主治医「今日は無理だねぇ・・・」
「そうなんですか！？」
主治医「だって、その様子じゃ回復してないよ」
「・・・私、来たらヤラれる（＝抗がん剤投与）って思ってました」
主治医「そこまで酷いことはしないよ（苦笑）」

次回の予約は一応取るけれど、もし今日と状況が変わらない場合には、
当日キャンセルOKで、投与することになっても減量etc.の治療方針が
伝えられた（・・・全部ちゃんと覚えているかな）

ちなみに、臨検値の白血球は全く問題なし（6000台）
ただ、白血球分画を見ると、オソロシイほどにストレス過剰
まぁある意味、軟禁状態だから仕方ないのかな

そうそう生保の診断書、主治医は記入していてくれました
（って3ヶ月待ったけど）

休薬期間延長～

(初の携帯投稿。…ちゃんと表示されるかな？)


「調子悪いので、今日の予約を変更したいのですが…」
看護師「頑張れば来られるぐらいですか？」
「今は…椅子に寄り掛かって、2～3時間起き上がっていられるぐらいです」
看護師「えっ！？」


気になってる症状や実情etc.を聞いてくれて、少しホッとした。
この段階にて、看護師さんの判断で、休薬期間の延長が決定！


電話を切る直前に、看護師さんに云われた言葉。
『もし、今以上に動けなくなったら、救急車を呼んで、病院へ来て下さいね』


乳がんの方の体験談を読んでいると、回復期があるみたいなのだが、
私にはソレがないように思える…。
日を追う毎に、体重は減っていくばかり。化学療法を始めてから、既に
マイナス４kg。


それでも、お粥パワーのお陰で、真っ直ぐ立てるようになったし、
息切れしなくなったし、起き上がったまま会話できるまで持ち直した。
(どれだけ衰弱したんだか…)


今一番したいことは、友だちと会って、おしゃべりがしたい(口は元気(笑))
美味しい物を食べながらもいいし、旅行に行けたら、楽しいだろうなぁ。

((まぁ外出はムリだから、家まで来てもらうしかないんだよなぁ・・・
そういやココって僻地だよ。ありゃ部屋も散らかり放題じゃん。
もしかして…私と部屋で悪臭放ってる！？それで人を招いていいのかなぁ))
とゆーことをボケ～ッと考えつつ、その部屋で寝転がってるだけの不精な私。


３回目がどうなるか分からないけど…１回目二週間以上、２回目三週間以上
起き上がっていられない状態が続くと、予防の抗がん剤をする意味が
果たしてあるのか？とゆー疑念が再浮上してしまう。


これは…私に与えられた課題だな。


　　　　　＋　　　　　＋　　　　　＋　　　　　＋　　　　　＋

（パソコンから、内容の追加）

2010.6.25／20:48、休薬期間延長3日目。
いつもだったら脱力感、耳鳴り、胃部不快感etc.が増しているのに、今日は平気。
それに、通算すると5時間以上も起き上がっていられた。

ようやく、牛歩ペースの回復じゃなくなったかも！嬉しい！！
調子こいて、パソコンを起動。
今までだったら、すぐに目が光でヤラれ、ノイズ音に耳が耐え切れなかったけれど、
今のところ大丈夫そう♪

という訳で、私は元気になりますぞ！

起き上がっていられない！

どうしても振込みしなければならず、16日ぶりにパソコン起動。
それだけで疲れる。ゼーゼー。
寝込みながら、携帯で作成した近況報告っす。


163cm47kgになりました。
数値と足のラインだけ見ればモデル体型ですよ！


えー、冗談はさておき…
二週間以上寝込み続けていて(普通に起き上がっていられるのはいつ！？)、
日常生活がままならず。
このままではマズイ！とゆー危機感だけは、楽観的な私をもってしても、
どうしても拭えない～。


自分自身の世話すら出来ない状況だから、両親のことは構ってないけど、
案の定、向こうからは差障りがやってくる～！私…動くの大変なんスが！？


えー、楽観的要素をいくつか。
◇一週間前から、５分粥が食べられるようになった
◇意識が正常域に戻ってきた
◇起き上がったまま、会話できるようになった
◇耳栓＆アイマスクが常時じゃなくなってきた
◇静かなクラシック(限定)は聴けるようになった
◇漫画が読めるようになった


今後の目標。
☆1日3回以上うがい、食事の度に歯磨きをする
☆週2～4日シャワーに入る
☆普通食が食べられるようになる
★常時、起き上がっていられるようになる
★引っ越す


あ～早く日常生活が『まとも』に出来るようになりたいな！


たぶん、休薬期間延長（主治医には、状況連絡済）
薬も何らかの変更の可能性アリ。


何で、こんなにくたばってしまうのか不思議でならない

AC療法②回目

生保の診断書をもらうため（笑）、2回目の投与へ行って来ました
もちろん、イメンドカプセルは飲まないで。

看護師さんが色々話を聞いてくれ、安心しますね～。
あまりの副作用の多さに驚かれました（そりゃそーだ）
ただ、淡々と説明したせいかは知らないけど、看護師さんに
「前回も思ったんだけど、AYAさんって冷静ですよねぇ」
と、云われちゃいました。
ハハハ。そんなことないんですけどね

今日も混んでるなぁと思ったら、診察は後回しで、抗がん剤を先に
っていう展開に。
（えぇ～！いいの）

少しばかり閉所恐怖症なので、1時間程度の投与で終了するけど、
今回もベッドを選択。タッチの差で確保したっぽい。ヨカッタ～！
落ち武者をカバーしていた帽子で横になるのは流石にキツイので、
ナイトキャップへ交換。
コロコロを忘れずに持ってきたので、髪が落ちても安心

私の場合、血管が太いのか丈夫なのか知らないけど、採血etc.で
困ることがないのだ。
どこからでもOKなので、その点は自分に感謝

投与終了後、エコー室へ。
こっちの部屋に慣れ親しんだ（？）せいか、外来よりこっちの方が
何故か落ち着く私（笑）

主治医と3週間ぶりのご対面～。
話題は専ら副作用の話（私としては生保の診断書が気になる・・・）
明らかにイメンドによるものと断定できるものがあり、特に副作用には
載っていない幻覚が気になる様子。

「大変だったねぇ・・・」
私「はい…。『2回目ムリ！』と友だちにメールを送りつけてました」
「（苦笑）」
私「3回目はないかもしれないので、先生にお別れを云っておきます」
「僕は、AYAさんは大丈夫だと確信してるんだよね」
私「ハハハ…帳尻合わせてきますからねぇ、私」

んで、問題のイメンドカプセルをどうするか？
嘔吐は抑えても、他の副作用があまりにも酷いということで。。。。。
今回は、イメンドカプセル抜きで対処することに決定！！
それによって、また考えようってことになりました。
吐かないといいな

まず、1つの案件は解決（？）したので、続いては本命の生保の診断書ですよ

私「今日は生保の診断書のために来たんです！」
「えっ！ これって通院あるよ？」
私「それは後から請求出来るってお伝えしましたよ！？」
「そうだっけ？」
私「もうお渡ししてから2ヶ月経ってますよ・・・！でも、今日…忙しそうですね」
「うん。いっぱい患者さんがいるんだよね・・・」
私「・・・分かりました。次、絶対に書いておいてくださいよー！！」
「今日中に書いておく！」

3回目も生保の診断書のために来院する（笑）ことになりそうです

そうそう、診察もせずに2回目投与が先になったのは、白血球数が
全く問題なかったからなのかなぁと推測（聞かなかった）
それもそのはず。私の白血球数は5000台

ダウンする前に記事を書かねば！でセッセと入力していたけれど、
頭が痛くなってきましたよー。
口も苦くなってきて、味覚異常が始まってきたねー。
胃も何だか不快だわー。
ニオイも駄目になってきてる～。
食べられる物を食べて早く寝ようっと

副作用は人それぞれ①

遂に本日、落ち武者に変身しました。
残髪率・・・20～30％台って感じ？

正直、あまりにも副作用が酷かったので、「2回目なんてムリ」な心境
だったけれど、「生保の診断書をもらわないとイカ～ン」なことを思い出し、
『まぁ何とかなるかな…』と楽観的モードになったので、続行しまーす
でも、副作用がコワイので、イメンドカプセルは飲まずに 来院予定。


病院で処方された薬は、
・カイトリル錠
・デカドロン錠
・イメンドカプセル（以上、吐き気止め）
・イソジンガーグル（うがい薬。口内炎予防）
・ラキソベロン液（下剤。便秘対策）
・クラビット錠（抗生剤。発熱時）

つまり、一般的な副作用は・・・『嘔吐』、『悪心』、『口内炎』、『便秘』、『発熱』
なのかなぁと推測できるけれど、私の場合、若干の悪心と微熱はあったものの、
他はナシ！

普通の水で回数適当なうがいをしても（たまにイソジン使用）口内炎にならず、
水分摂取もロクにしていないのに、便秘にならずに済んでしまった。

その代わり、イメンドカプセルの副作用のお祭り開催
『頭痛』、『味覚異常』、『不眠症』、『腹部不快感』、『倦怠感』は
10日以上続いたかなぁ。数日で済んだのだって20ほど。
頭痛に限っては、強弱あるけどずーっとある状況なのよね
ついでに、体重マイナス2kg。このまま減り続けるのだろうか・・・？

どこにも載っていなかったけど、「えぇ～！？マジっすか！？」な副作用が
『幻覚』
耳元で声が聞こえたり、巨大蜘蛛が居間を横切っているのを見た時には、
残念な気分になっちゃった…

2回目は、副作用が軽減されますように

洗髪でホラー

確かにお風呂に入ったハズなのに・・・・・ここは海辺！？
「もずく」が大量に採れたよ！

と、現実逃避したくなるくらい髪の毛がゴッソリ抜け、実写版ホラーを味わった。
シャワーで、
シャンプーで、
コンディショナーで、
触っただけで、抜け落ちる～。痛くも痒くもなくスルスルスル～っと。
だから、余計にコワイ！！


湯船に浸かりながら、昔のことを思い出していた。
子どもの頃、髪の毛が薄くなり始めた父が、ハゲ節を云ってたなぁ…と。

１つ２つはいいけれど
３つ三日月ハゲがある
４つ横にもハゲがある
５ついっぱいハゲがある
６つ向こうにハゲがある
７つ斜めにハゲがある
８つやっぱりハゲがある
９つここにもハゲがある
１０（とう）でとうとうつるっぱげ

昔は楽しいフレーズだったが（子どもって残酷）、今は・・・。
局所的脱毛じゃないだけに、いきなり１０も有り得るな

100％脱毛します！と宣言され、その通りになったけれど、
100％元の状態に戻る訳じゃあないんだよね、きっと。

脱毛の始まり

抗がん剤投与１６日目。
朝起きたら、頭皮がチクチクして痛い。
これは・・・もしかして

振り返って枕を見てみたところ、まだ無事。
手で髪を梳いてみる。
毎回ではないものの、明らかに髪の毛が抜ける。
遂に始まったかー

まだパラパラと落ちてこないものの、手櫛をすると抜ける。
明らかに抜け毛とは違う感じ。
頭皮の感覚がおかしくなっているのが気になって仕方がない。

頭頂部はまだ抜けないけど、これも時間の問題だね。
今は、襟足付近の髪たちが頭皮とサヨナラ会を開催中～。
明日の朝がコワイわぁ

イメンドカプセル

何でこんなに副作用が出るのか・・・！？

というのが正直な感想。

16時頃に服用し、20時頃には色々な副作用が出現し始めた。
翌日以降、更に別の副作用が次々と上乗せされてくる状況で、
起き上がっていられなくなり、投与後5～6日目には人事不省の
一歩手前まで来た気がしたので、主治医に連絡した。

ようやく楽になってきたのは投与後9日目から。
まともに起き上がれるようになったのは昨日の投与後11日目。
というより、生理が生理痛を伴ってやってきたら、副作用より強烈
だっただけで、副作用はまだ消えた訳ではない。


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イメンドカプセルの副作用は、「5～10％」、「5％未満」、「頻度不明」
の発現率に分類され、副作用が出にくい優秀（？）な制吐剤と云える。

基本的には、嘔吐率の高いシスプラチンに対応した制吐剤であって、
国内・海外臨床試験成績を見ても、かなり有効率が高い。

海外臨床試験では、
・シクロフォスファミド（C）
・シクロフォスファミド（C）＋ドキソルビシン（A）
・シクロフォスファミド（C）＋エピルビシン（E)
が投与されたデータもあるが、若干有効率が上がる程度止まり。


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臨検値に関わる副作用は実際のところ分からないので、それを排除
しつつ、自分自身の副作用発現率を算出してみた。

「5～10％」　　71.4％
「5％未満」　　54.8％
「頻度不明」 　19.2％

オソロシイ…
この発現率を引っ提げて、2回目の投与に臨むには勇気がいるなぁ。
とにかく頭痛が凄くて、寝られない、食べられない、何にも出来ない。
次回は、ロキソニンを大量処方してもらわねば・・・って気休め程度しか
効いてなかったけど

イメンドカプセルの添付文書が知りたい方はココ