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ショック到来、そして復活 [◎診断~確定]

自分で「乳がんだな」と思っているのと、実際に「乳がんです」と云われるのでは
天と地ほどの差がある。

聞いた直後は、あまり何とも思っていなかった。
ただ、乳がんという事実は重いよなということで、顔文字を使用せずに、携帯から
一斉に友だちへメール送信した。

不思議なことに(後に当たり前だと気付く)、誰からもなかなか返信が来ない。
まず最初に、看護師資格ありの2人(現役と治験)から反応があった。
いつもは軽妙なメールのやり取りをしていたのだが、今回ばかりは違っていた。
非常に冷静かつ、労わりのある内容で、それが私を現実へと引き戻した気がした。

その後、続々とメールの返信があったが、みんな言葉を選ぶような内容だった。
「悪いことしちゃったな・・・[バッド(下向き矢印)]
と少し落ち込んでしまったが、いつかは伝えなきゃならない状況だったことや、
元気の代名詞みたいな私が乳がんだという事実は、みんなにも注意喚起を
促すだろうと思った。

次の日、乳がんという重しが私に圧し掛かってき始めた。
仕事納めは前日だったが、契約のことがあるので派遣会社の担当者に連絡をした。
訝しげながら応対した同い年の彼女は、私の告白に絶句してしまった。
緊張の糸がそこで途切れ、初めて泣いた。

正直、年末年始をどう過ごしたのか、ハッキリ覚えていない。
覚えているのは・・・・・
・ほぼ毎日母の病院へ通ったこと
・大掃除したこと
・適当におせち料理やお雑煮etc.を作ったこと
・年賀状を書いたこと
ぐらいだ。

乳がんが確定した次の日以降は、淡々と過ごしていた。
ただ、乳がんのことは調べなかった。
好奇心旺盛で、気になることは何でも調べ上げる私が、調べなかった。
厳密に云うと、調べなきゃと思っていたが、調べたくない私がそこにはいた。
それだけの力が乳がんにはあった。

こんな状態で、私は仕事ができるのだろうか・・・。
所属チームの仕事はこなせるとは思うが、お手伝いしなければならないのは
乳がんだ。
でも仕事だ。やるしかない。
それに、年が明けたら検査が始まる。
やらなきゃいけないことが目白押しだ。
落ち込んでなんていられないわ![手(グー)]

乳がん確定 [◎診断~確定]

結果を聞きに行くほぼ一週間前、別の病院で検査をしていた母が入院した。
通算何度目の入院だろうか・・・。5回以上は確かだ。

母の病院の行き来、飲み会etc.多忙を極める中、私宛に病院から葉書が届いた。
見えないように貼ってある紙を剥がすと、
”免疫組織染色の検査が追加されましたので、次回の受診の際にお支払いください”
の文字と金額が明記されていた。
検査結果を聞きに行くまでもなく、葉書で乳がん確定[むかっ(怒り)]

まぁでも予約してるし、仕事も有休取ったし、詳しく聞かされるであろう病院へ行った。
今日は外来の診察室かなぁと思っていたら、またもや超音波室へ。
あの薄暗~い部屋で結果を聞くのかー。

「残念ながらよいお知らせではないです。検査の結果、乳がんと判明しました」
私「そうですか…」
「5ケ所から組織を採取したでしょ、その全部からがん細胞が出たんだよね」
私「5ヶ所全部・・・・・早期じゃないですね…」
「そうだね・・・」
私「・・・・・」
「本当に1人で来たんですね・・・」
私「はい…」(心配してるのかな?)
私「先生・・・私の母、入院しているんです。父は・・・ちょっと頭の回転に問題があって
私が大変になっちゃうので、連れて来られません(←酷い言い草だなぁ(笑))。弟がいますが、
他県で世帯を持っていて・・仕事を休むのは難しいと判断したんです」
「そうだったんですか。・・・じゃあ、詳しく説明するね」

病理検査の結果、今後の予定、今日受ける検査etc.を説明され、次回の検査の
予約日が決まった。
もし手術が先だとすると、2ヶ月半~3ヶ月待ちだって。
へぇ、混んでるんだなぁ。
この時点で、がんと共存してもいいかなぁと思っている自分がいた。

気になる私の病理結果。
 種類         浸潤性乳管癌(硬癌)
 大きさ        3cm大
 出来た場所     乳首にほど近い外側上方
 ホルモン受容体  ER+ (10%弱陽性)  PgR+ (20%中等度陽性)
 HER2        2+ (30%中等度陽性)
 組織学的異型度  グレード3
 ステージ      未確定 (Ⅱa or Ⅱb)

精密検査スタート [◎診断~確定]

約束した火曜日、助っ人先生の本拠地である病院へ行った。
人がいっぱいだ~目が回る~。
手続きを済ませ、指示された超音波室へ向かう。
助っ人先生に名前を呼ばれ、中に入ったそこは薄暗~い部屋だった。
というか、助っ人先生改め主治医(笑)

主治医の開口一番。
「一人で来たんですか!?」
私「はい…」(えっ、一人で来ちゃ行けないの~?)
「一人暮らしなの?」
私「いえ、実家に住んでます」
「誰と住んでいるのかな?」
私「父と母と…あの・・先生?一人で来る人っていないんですか?」
「いますよ」
私は「割合は?」
「半々ぐらいですかねぇ」
(なんだ、半々じゃ~ん。一人だっていいじゃ~ん)

まずは、再度のエコーチェック。
「土曜日と状態は変わってないねぇ」
私「そうですかー」(それって、どーゆー意味?)
「じゃあ、これから組織を取るんだけど、その前に局所麻酔しますよ」

局所麻酔の注射針を見た時、「ウヒョー!長い針~」と思ったけれど、
少しだけチク~ッとしたぐらいで、別に何てことはなかった。
が!
本来の目的である組織を採取する段階になり、その器具(マンモトーム)を
見た瞬間、「ゲー!これで採るの!?もう眼を閉じていようっ」と決めた。
ゲーなこれはコレ↓↓↓↓↓

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病院選び [◎診断~確定]

健康診断で紹介してくれた都内の病院は、すべて有名どころではあったが、
検査や治療をするならば、家から近くて通いやすい方が良いと判断した。

友だち(看護師)に相談すると、「絶対に乳腺外科か乳腺外来の病院だよ」
と云われたのでネット検索。
色々見ているうちに、脱線したりと、訳が分からなくなってしまった。
そもそも、病院指定されていない紹介状って受け付けてもらえるのか!?

本末転倒だが、受診することよりも紹介状が気になってしまっていたところ、
土曜日も乳がん検診をしている病院を見付けた。
院長の経歴からして、繋がりのある病院を紹介してくれる!とゆー邪な気持ちと、
ほぼ絶望的だが乳がんじゃないんじゃない?の淡い気持ちを携えて受診。

最初に、ベテランと思われる看護師の問診があった。
エコー画像を見るなり、「大きな病院に行ってもらった方がいいかも・・・」
と云われた。
駄目出し[1]回目

ここで初のマンモグラフィー。信じられないぐらい痛い。
とても胸がどういう状況になっているのか見られなかった。
問題の右胸は、挟まれていた時より、元の形(?)に戻る時の方が痛かった。

院長の診察。
「お子さんはいるの~?」
私「お子さんどころか、結婚してません」
「(触診しながら)うぅ~ん・・・ここにしこりがあるねぇ。気が付かなかった?」
私「はい…全く」
「うちだと細い針の生検なんだよね。それを外注に出すから2週間ぐらい掛かって、
今からだと・・・検査結果が来年になっちゃうなぁ。それでもし悪性だと、結局は
大きな病院に行って診てもらうことになるから、二度手間になっちゃうけどどうする?」
私「そうですかー・・・」
「今日ね、◇◇病院の先生が助っ人で来てるんだけど、せっかくだから診てもらおうか?」
私「・・・・・そうですね」
「じゃあ診てもらおう」
駄目出し[2]回目?

助っ人先生の診察。
「このエコーの画像を見てどう思った?」
私「ちょっとマズイなぁ…と」
「そうだねぇ・・・。じゃあエコーするから横になって」
(物凄~く念入りに、右胸のエコーの画像を撮っていた)
「今、診て見たんだけど、覚悟して欲しいんだよね」
私「えっ…それって『がん』ってことですか?(いきなりの宣告かよぉ)」
「そうだね。・・・来週、病院に来てもらいたんだけど…お仕事してるよね?休める?」
私「はい…休みます」
「火曜と水曜だったらしっかり診てあげられるけど、どっちがいい?」
私「どっちでもいいですけど…火曜で」
駄目出し[3]回目

連続2日で、しかもエコーと触診だけで、4人(いや5人)に『乳がん』だと思われた私[バッド(下向き矢印)]
紹介してもらうどころか、◇◇病院に決定[exclamation]主治医も決定[exclamation&question]
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