口内炎対策

私が抗がん剤_AC療法を行っていたのは、2010.5～2010.8。

もう5年前になるのですね…。

それなのに、今更何で記事にするのかと云えば、参考になると気付いたから。


私は、身体が弱ってしまい、抗がん剤が中止になりました。

頻度の少ないキッツイ副作用がテンコ盛りで、ほぼ寝たきりに近い状態だったのですが、

口内炎だけは一度も出来ませんでした。


つい先日、治験主任（薬剤師）と抗がん剤について談義している時、

「私は口内炎が出来なかったんですよねぇ」

と告げると、少し驚きつつもある解釈をしてくれました。


抗がん剤投与をしていても、ある一定数の人は口内炎ができない。

それは、口腔ケアがしっかりできていることに因ると思われる。

もっとこのことを投与前に説明してあげれば減るはずなのに。


抗がん剤投与中、目と耳が過敏になってしまった私は、気を紛らわせるものがなかった。

テレビも雑誌も目がチカチカして見られないし、音楽も聞けませんでした。

唯一、起き上がれる時にしていたことが、『歯磨き』だったのです。


歯磨きは目を瞑っていても出来るし、耳への刺激も大丈夫。

気を紛らわせることが目的だったけれど、気持ち悪さからも少しだけ解放されました。

当たり前ですが、口の中はスッキリ。


食事が摂れないぐらいにどんどん弱ってからは、当然、歯磨きする余力もありません。

その時は薬用マウスウォッシュコンクールFを使っていました。

歯科衛生士の親友からもらい、これも口内炎予防になったと思います。


抗がん剤治療はイロイロと大変な状態になりますが、少しでも快適に過ごせますように。